JR東日本・関東鉄道・龍ケ崎市駅
龍ケ崎市(りゅうがさきし)
常磐線   藤代 龍ケ崎市 牛久
所在地 茨城県龍ケ崎市佐貫町647
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線  常磐線
キロ程  45.5km(日暮里起点)
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 2面3線
乗車人員 10,479人/日(2024年)
開業年月日 1900年(明治33年)8月14日
駅種別 直営駅(管理駅) みどりの窓口
龍ケ崎市駅東口
龍ケ崎市駅東口
龍ケ崎市駅(りゅうがさきしえき)は、茨城県龍ケ崎市佐貫町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線の駅。
本項目では、関東鉄道竜ヶ崎線の佐貫駅(さぬきえき)についても記述する。
龍ケ崎市駅・佐貫駅は龍ケ崎市の西部に位置しており、中心市街地へは、佐貫駅より関東鉄道竜ヶ崎線が竜ヶ崎駅まで連絡している。
かつてはJR東日本の駅名も「佐貫駅」であり、2020年3月14日に現在の駅名に改称された。
一方で、関東鉄道は従来の「佐貫駅」の駅名を維持することとなった。
JR東日本で駅名が「○○市」となっているのは、当駅と山梨市駅(中央本線)のみである。
JR東日本の駅の事務管コードは▲421102。
牛久沼・小貝川の最寄駅である。

駅名の由来

JR東日本の駅名である龍ケ崎市駅は、市名「龍ケ崎市」に由来する。すでに関東鉄道竜ヶ崎線に竜ヶ崎駅があることから「市」が駅名につけられた。現在は関東鉄道のみの駅名となっている佐貫駅は開業当時の地名に由来し、開業当時から現在に至るまで駅周辺の地名として使用されている。
駅が開業した1900年当時は馴柴村佐貫となっており、旧龍ケ崎町域ではなかった。その後、1954年に馴柴村ほか5村が龍ケ崎町に編入され、龍ケ崎町が市制を施行し龍ケ崎市となり、駅所在地も龍ケ崎市内となった。

改称の検討と延期

常磐線の当駅に市名を冠する必要があると考えた龍ケ崎市はJR東日本と協定書を締結し、2017年4月にJR線の当駅を「龍ケ崎市駅」に改称することが一旦は予定されていた。覚書を交わした当初の段階で、2017年4月に予定されていた消費税増税に伴うJR東日本のシステム変更に合わせることで、市が負担する改称の経費を削減する事を見込んでいた。
その後、消費税増税の延期が決まり、市の負担が増える可能性が出てきたことで、改称時期を延期することとなった。その後、市は2020年春に改称する方針を固め、JRが予定する大規模な施設更新に合わせて行うことで負担を減らすこととなった。
2018年7月10日、JR東日本水戸支社が「龍ケ崎市駅」への2020年春の改称を正式に発表し、2019年12月13日に、2020年3月14日のダイヤ改正時に「龍ケ崎市駅」への改称を行うことを発表した。
2015年6月時点での駅名改称に関する「龍ケ崎市長への手紙」の企画課の回答によれば、市の打診に対し関東鉄道は「竜ヶ崎線の駅名は現状の佐貫駅のままとしたい」旨を回答したとされ、その後も関東鉄道は駅名変更を予定していない。

E531系 駅名標
E531系 駅名標
ホーム 改札口
ホーム 改札口

駅構造

JR東日本

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅。南西(日暮里方)から北(水戸方)にカーブしている。出発時は2番線を除き駅係員が乗降終了表示を送っている。
下り本線(3番線)はカーブがきつく、列車とホームの間に大きな隙間が生じるため、中線(2番線)を使用する列車が多い。中線進入時は本線と比べてより手前から徐行する必要があり、連続停車区間とは言え全体の所要時間を短縮する必要がある特急列車や特別快速列車(終点土浦駅まで各駅停車)は本線(3番線)に停車する。
橋上駅舎を有する。改札口は1箇所、出入口は西口と東口の2箇所があり、東口前に関東鉄道竜ヶ崎線の佐貫駅がある。自動券売機・みどりの窓口・指定席券売機・Suica対応自動改札機設置駅。直営駅であり管理駅として藤代駅・牛久駅・ひたち野うしく駅を管理している。
かつては駅の南東側に併設されていた片倉チッカリンの工場と日本通運配送センターとの貨物操車場が存在していた。この貨物操車場にて関東鉄道竜ヶ崎線の線路とも接続されていたこともあり、郵便関係や米の物流として昭和中期までは関東鉄道竜ヶ崎線への貨物輸送で利用されていた。
前述の通り、2020年3月13日までは駅名が「佐貫駅」であったことから、千葉県富津市にあるテーマパーク「マザー牧場」の最寄り駅である内房線佐貫町駅と間違えて当駅に来る乗客もいたため、構内に「ご注意! 当駅は、マザー牧場の最寄り駅ではありません」という貼り紙をして注意喚起を行っていた。また、マザー牧場側でも検索上の注意として当駅の存在に言及していた。

のりば

番線 路線 方向 行先
1・2 常磐線 上り 我孫子・上野・東京・品川方面
上野東京ライン
2・3 常磐線 下り 土浦・水戸・いわき方面
 
  • 2番線は特急列車の接続・通過待ちをする上下普通列車と、下り普通列車の多くが使用する。JR東日本水戸支社が企画するイベント列車等の土浦・水戸方面の始発列車も利用することがある。

発車メロディ

1990年代から東洋メディアリンクス制作の発車メロディを使用していたが、龍ケ崎市からの要望により2017年6月3日に、龍ケ崎に関連する楽曲をアレンジしたメロディに変更している。これは同市のイメージアップを目的としたもので、一般公募によって集まった156の曲の案の中から、龍ケ崎市音楽協会の会員や流通経済大学の学生等で構成された「JR常磐線佐貫駅ご当地発車メロディー選考会議」によって選ばれた3曲が採用されている。メロディは全てスイッチの制作で、編曲は福嶋尚哉が手掛けた。
  • 1番線:「RYUとぴあ音頭」 - 龍ケ崎のお祭りの曲として、多くの市民に親しまれているご当地ソング。
  • 2番線:「かえるの合唱」 - 緑豊かな自然環境を連想し、400年以上の歴史をもつ伝統行事「撞舞(つくまい)」にもちなむ。
  • 3番線:「白鳥の湖」 - 美しく雄大な景観を楽しめる牛久沼と、その牛久沼の水面を優雅に泳ぐ市の鳥「白鳥」をイメージさせる。

関東鉄道 佐貫(さぬき)
竜ヶ崎線   佐貫 入地
所在地 千葉県龍ケ崎市佐貫町蛭川646
所属事業者 関東鉄道
所属路線  竜ヶ崎線
キロ程 0.0km(佐貫起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員 2,002人/日(2023年)
開業年月日 1900年(明治33年)8月14日
駅種別  無人駅 
関東鉄道改札口
関東鉄道改札口
関東鉄道佐貫駅 関東鉄道キハ2000形気動車
関東鉄道佐貫駅 関東鉄道キハ2000形気動車
ホーム 関東鉄道キハ2000形気動車
ホーム 関東鉄道キハ2000形気動車

関東鉄道

単式ホーム1面1線を有する地上駅。2009年1月10日に駅ビル化され、ビルの入地方に駅用フロア(コンコース)がある。
列車の到着・発車直前になると自動で案内放送が流れ、発車時には発車メロディを使用する。
色灯式の出発信号機はなく、代わりに出発反応標識が設置されている。
自動券売機・PASMO簡易改札機設置(竜ヶ崎線は交通系ICカード全国相互利用サービスの対象外であるため、PASMO・Suica以外のICカードは利用できない)。インターホン設置(竜ヶ崎駅対応)。
かつては現在のJR常磐線と線路が接続されており、貨車が行き来していた。竜ヶ崎線での貨物輸送廃止後に撤去・分断され、跡地は駐輪場や飲食店などになっている。ワンマン運転開始前は、現行のホームの反対側(駅前広場側)に駅舎とホームがあった。構内を流れる用水路に当時の名残がある。
出口はJR東口連絡通路と東口タクシー乗り場前の2箇所にある。前者はさらに二手に分かれ、JR東口もある東口正面と駐車場経由で南口商店街に出られる。JR東口と駅前広場の間の通路と店舗はかつての名残から現在も関鉄の所有地である。
  • JR連絡通路側出口
    • 東口正面出口
      • 東口バス乗り場方面
    • JR駅舎
      • 西口方面
    • 駐車場
      • 南口商店街方面
  • 東口タクシー乗り場側出口
    • 郵便局方面
出口名称は表示されていない。こうした構造のため、JR駅西側へ出るにはJR龍ケ崎市駅の橋上駅舎を経由することになる。


歴史

  • 1900年(明治33年)8月14日:日本鉄道土浦線および竜崎鉄道の駅が佐貫駅として同時に開業。
  • 1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道が国有化され、官設鉄道の所属となる。
  • 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により常磐線の所属となる。
  • 1944年(昭和19年)5月13日:竜崎鉄道が鹿島参宮鉄道に鉄道事業を移譲。
  • 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道が発足。
  • 1965年(昭和40年)6月1日:鹿島参宮鉄道と常総筑波鉄道が合併して関東鉄道となる。
  • 1984年(昭和59年)
    • 2月1日:貨物および荷物扱い廃止。
    • 7月7日:国鉄が橋上駅舎化に着手。
  • 1985年(昭和60年)3月10日:橋上駅舎化。関鉄は別駅舎となる。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、国鉄の駅は東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
  • 1995年(平成7年)2月25日:自動改札機を設置し、供用開始。
  • 2001年(平成13年)11月18日:JR東日本でICカード「Suica」の利用が可能となる。
  • 2009年(平成21年)
    • 1月10日:関鉄の駅舎改築。
    • 3月14日:関鉄でICカード「PASMO」の利用が可能となる。
  • 2012年(平成24年)5月:関鉄が一部時間帯駅員無配置化。
  • 2017年(平成29年)6月3日:JR東日本の駅の発車メロディを変更。
  • 2020年(令和2年)3月14日:JR東日本の駅名を龍ケ崎市駅に改称。
  • 2021年(令和3年)9月16日:関鉄の駅が終日無人駅となる。