新着マザーボード 2001年3月6日  |
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ワンポイントチェック |
いわゆるCPUのクロック競争も一段落した感がある。インテルとAMDの熾烈な争いに他のCPUメーカーは、ほとんど淘汰された格好だ。
しかしこの2社の競争もインテルのPentium4の登場で新展開を見せるかと思ったが、どうも今ひとつインパクトに乏しい感がある。
つまりPentium4のコストパフォーマンスが悪すぎるのだ。CPUもマザーもメモリも高くなるのに、性能面では今ひとつなのである。
もっと安くAthlonマシンが自作でき、それでいて性能面は充分なのだから。
これからの流れとしては、絶対的な性能ももちろん重要だが、コストパフォーマンスが重要な要素となるのではないか。
そもそも今のマシンの性能は、普通の用途ならお釣りが来るほどの高性能なのでそれ以上の性能を求めても仕方がないと言う見方もあるのだ。
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GIGA−BYTE GA−7ZXR Ver2.2 実売価格 22000円程度 戻る |
いわゆる今はやりのFSB266MHz対応マザーボードである。
前作のGA−7ZXRは、チップセットにApollo KT133を搭載していたが、これがApollo KT133Aに変更され、サウスブリッジもVT82C686Bに変更されたので、UltraATA/100に対応している。
またPromise IDE RAIDコントローラも搭載している。
さらにオーバークロック機能も豊富で、GIGA−BYTEにしては珍しい作りだ。ディップスイッチが5カ所もあり、FSB、倍率、CPUコア電圧、I/O電圧、AGP電圧が設定できる。
しかもDualBIOSや゙@BIOS、Easy TuneVを採用していて、BIOSアップデートの際のトラブルが起こりにくい。
DIMMは3本で、メモリ容量は最大で1.5GBまでである。
サウンド機能もオンボードでCT5880を搭載している。
メーカー |
GIGA−BYTE |
型番 |
GA−7ZXR Ver2.2 |
タイプ |
SocketA |
サイズ |
ATX(304×244o) |
チップセット |
VIA Apollo KT133A+VT82C686B |
BIOS |
AMI |
FSB |
95〜150MHz |
クロック倍率 |
5〜12.5倍 |
V.core |
1.5V〜1.85V(0.025V刻み) |
対応メモリ |
PC/100、 PC133 SDRAM |
メモリスロット |
DIMM×3 |
最大メモリ容量 |
1.5GB |
拡張スロット |
AGP 、PCI×5、PCI/AMR×1 |
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ASUSTeK A7A266 実売価格26000円程度 戻る |
このマザーは、チップセットにALiのALiMAGiK1を搭載している。もちろんこれはDDR SDRAMに対応した最初のチップセットである。
特徴としては、DDR SDRAMとSDRAMの両方に対応していることで、それぞれ2個と3個のDIMMを持っている。
ただし、排他利用なので同時に両方の種類のメモリモジュールは使えないので注意が必要だ。
サウンド機能は、オンボードでAC’97を搭載している。
FSB266MHzに対応しているので266MHz対応のAthlonには最適であろう。
メーカー |
ASUSTeK |
型番 |
A7A266 |
タイプ |
SocketA |
サイズ |
ATX(305×245o) |
チップセット |
ALiMAGiK1(M1647)+1535D+ |
BIOS |
Award |
FSB |
90〜147MHz |
V.core |
自動/手動(1.600V〜1.800V 0.025V刻み) |
対応メモリ |
DDR SDRAM/SDRAM |
メモリスロット |
DIMM(DDR)×2/DIMM(SDRAM)×3 |
最大メモリ容量 |
2GB(DDR SDRAM)/3GB(SDRAM) |
拡張スロット |
AGP Pro、PCI×4、PCI/AMR×1 |
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Transcend TS−ALR4 実売価格 19000円程度 戻る |
このマザーも、チップセットにALiのALiMAGiK1を搭載している。ただしDDR SDRAMしか搭載できない。
またFSBクロック、クロック倍率の手動設定も可能である。
このタイプのチップセットは、メモリとFSBのクロックを非同期にできるのが特徴である。
拡張スロットは、PCIしかない。注意すべきはAGPとDIMMが干渉することである。
メーカー |
Transcend |
型番 |
TS−ALR4 |
タイプ |
SocketA |
サイズ |
ATX(305×210o) |
チップセット |
ALiMAGiK1(M1647)+1535D+ |
BIOS |
Award |
FSB |
100〜146MHz |
クロック倍率 |
5〜12倍(0.5倍刻み) |
V.core |
自動設定 |
対応メモリ |
DDR SDRAM(PC2100、PC1600) |
メモリスロット |
DIMM×3 |
最大メモリ容量 |
3GB |
拡張スロット |
AGP、PCI×6 |
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ABIT VH6−U 実売価格 13000円程度 戻る |
このマザーは、Apollo Pro133Aを搭載している。VH6の後継であるが、相違点としてはUltraATA/100に対応している点である。
オーバークロック機能も豊富で、SoftmenuVにより、FSBクロックを細かく設定できる。
またCPUコア電圧の設定もできるのでオーバークロック向けのマザーといえる。
対応CPUとしては、FC−PGA版のPentiumVとCeleron、それにCyrixVが搭載可能である。
メーカー |
ABIT |
型番 |
VH6−U |
タイプ |
Socket370 |
サイズ |
ATX(305×220o) |
チップセット |
VIA VT82C694X+VT82686B |
BIOS |
Award |
FSB |
66〜200MHz(1MHz刻み) |
クロック倍率 |
3〜12倍(0.5倍刻み) |
V.core |
1.3V〜1.85V(0.05V刻み) |
対応メモリ |
SDRAM(PC/100、PC133 VC−SDRAM) |
メモリスロット |
DIMM×3 |
最大メモリ容量 |
1.5GB |
拡張スロット |
AGP、PCI×4、AMR×1、PCI/ISA×1 |
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ECS K7VZA Ver3.0 実売価格 14000円程度 戻る |
このマザーボードは、チップセットにKT133Aを搭載している。
K7VZAの後継であるが、サウスブリッジにVT82C686Bに変更されている。
もちろんFSB266MHzに対応している。またUltraATA/100にも対応している。
ただしオーバークロック向けのマザーではないので注意が必要だ。
しかし低価格でAthlon/Duronマシンが構築できるので、コストパフォーマンスが高い製品である。
メーカー |
ECS |
型番 |
K7VZA Ver3.0 |
タイプ |
SocketA |
サイズ |
ATX(305×220o) |
チップセット |
VIA VT8363A+VT82C686B |
BIOS |
Award |
FSB |
100〜112MHz |
クロック倍率 |
自動設定 |
V.core |
自動設定 |
対応メモリ |
PC/100、PC133 SDRAM VC−SDRAM |
メモリスロット |
DIMM×3 |
最大メモリ容量 |
1.5GB |
拡張スロット |
AGP、PCI×5、AMR×1 |
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