新着マザーボード  2004年4月29日    
掲載マザーボード一覧表
メーカー タイプ サイズ マザーボード型番
AOpen Socket478 ATX AX4C MAXU
AOpen   Socket754 μATX MK89−L
AOpen SocketA ATX AK77−600N
AOpen Socket370 μATX MX3S−T
ワンポイントチェック
AthlonXP,Athlon64は、モデルナンバーとして例えばAthlon64 3200+といった名前が付けられています。
しかしこれは実クロックを意味するのではないことはご存じでしょうか。これを見ているような方は当然ながらご存じでしょうね。
この数値は、あくまでPentium4と比較してそのクロックと同等の性能を持つCPUであるという目安を意味すると考えた方がいいでしょう。
実際には例えばAthlon64 3200+は実クロックとしては2GHzしかありません。
ではどうしてAthlonシリーズは、低いクロックでもPentium4と張り合えるのでしょうか。言い替えればPentium4は、どうして高クロックなのにパフォーマンスが低いのでしょうか。
これはCPUの内部構造の差によります。
つまりPentium4はパイプラインが深く20段もあるのに対して、Athlon64は13段しかないからです。
パイプラインとは、簡単に言うとCPU内で命令を処理する際にベルトコンベア式に命令を引き渡していくタスクの数です。
これが多いほど動作周波数を上げられるのです。工場で言えばベルトコンベアのベルトの長さを長くして、そこに働く人数を多くして一人当たりの仕事量を減らしていると考えて下さい。すると人数が少なくベルトの長さが短い場合に比べてベルトの回転を速くできるということはわかるでしょう。
しかし、Pentium4の場合、パイプラインが深いので命令の中に分岐命令があったりして先に処理した命令が無駄になることがあり、そうなると処理をやり直さないといけなくなることがあります。そのために複雑な分岐命令が多いプログラムを実行すると効率が低下するわけです。
ですからPentium4は、分岐命令の少ない単純なプログラムには強いのですが、分岐命令の多いプログラムは苦手なわけです。
それに比べるとAthlonシリーズは、パイプラインがそれほど深くないので、分岐命令があっても効率が低下しにくいのですが、反面動作周波数が上げにくいわけです。
みなさんはどちらのCPUが優れているとお考えですか。
良くあるベンチマークの比較も実は当てにはならない場合があります。
上記のように得手不得手な処理があるので、一方に不利なベンチマークだけで比較して他の処理もそうだと誤解すると、とんでもない結果になることも考えられますね。
まあ、後は好みの問題と用途によるでしょう。コスト的にはAMD陣営の方が有利でしょうが。
AOpen AX4C MAXU
FSB800MHzのHT Pentium4 3.2GHzにも対応する最新マザーボードです。
チップセットもIntel765Pを搭載しています。
現時点での最強マザーと言っていいでしょう。
デュアルチャネルDDR400とFSB800MHzの組み合わせにより帯域6.4GHzを実現しています。

メーカー AOpen
型番 AX4C MAXU
タイプ Socket478
搭載CPU Pentium4
サイズ ATX(305×245o)
チップセット Intel 875P Canterwood 
BIOS Award PnP 4MビットフラッシュROM BIOS
ダイハードBIOS用セカンドフラッシュROM
FSB 800/533MHz
対応メモリ デュアルチャンネル動作対応
PC3200/PC2700 DDR SDRAM ECC対応
メモリスロット DDR DIMM × 4
最大メモリ容量 4GB
ストレージ 2×UltraATA100
2×シリアルATA RAID 0
Promise ATA133 and シリアルATA Control chip
拡張スロット AGP 8×/4× PCI×6
オーディオ オンボードRealtek AC’97 CODEC (ALC650) 5.1チャネル対応
USB USB2.0 8ポート
LAN 10/100/1000 BASE−T Ethernet
IEEE1394 Agere 1394 コントロールチップ
IEEE1394 ポート×2

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AOpen  MK89−L

なんと最強CPU、Athlon64 FSB800MHzに対応する、MicroATXマザーです。
これならばマイクロタワーやスリムタワーでも64ビットマシンが作れるというわけです。
またGigabit Ethernetを搭載し、必要充分な機能を備えています。

メーカー AOpen
型番 MK89−L
タイプ Socket754
搭載CPU Athlon64
サイズ MicroATX(244×210o)
チップセット nVidia CrushK8
BIOS AWARD BIOS
FSB 800MHz
対応メモリ PC3200/PC2700/PC2100 DDR SDRAM 
メモリスロット DDR DIMM×2 
最大メモリ容量 2GB
ストレージ 2×UltraATA133
拡張スロット AGP 8×
3×PCI
オーディオ オンボードRealtek AC’97 CODEC (ALC655) 5.1チャネル対応
USB USB2.0 6ポート
LAN 10/100/1000 BASE−T Ethernet

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Aopen AK77−600N
チップセットにVIA KT600を搭載したSocketAマザーです。
FSB400MHzに対応しているのでAthlonXP3200+にも対応します。
その他の構成は、一般的なモノですが、オーバークロック機能ezClockも持っていますので、オーバークロッカーには楽しめそうです。

メーカー AOpen
型番 AK77−600N
タイプ SocketA
搭載CPU AthlonXP,Athlon,Duron
サイズ ATX(305×244o)
チップセット VIA KT600
BIOS Award BIOS
FSB 400MHz/333MHz/266MHz
対応メモリ PC3200/PC2700/PC2100 DDR SDRAM
メモリスロット DDR DIMM×3 
最大メモリ容量 3GB
ストレージ 2×UltraATA133
拡張スロット AGP 8×
6×PCI
1×CNR
オーディオ オンボードRealtek AC’97CODEC (ALC650)
5.1チャネル対応
USB USB2.0 6ポート
LAN Realtek 10/100Mbps PCI LANチップ

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Aopen MX3S−T
今や珍しくなったSocket370マザーです。しかもMicroATXとくれば貴重品ですね。
注意すべきはこのマザーは、PPGAには対応していないので、CoppermineコアやTualatinコアのPentiumV/Celeronしか対応しないということです。古いCPUを持ってきても動作しないのです。
まあ機能的には従来のSocket370マザーとたいして変わり映えしませんが、BigDriveには対応しているのが強みです。
私もこのマザーを使っているのですが、全く問題はないです。
TualatinコアCeleronが余っているから使ってみようかという方にはおすすめです。

メーカー AOpen
型番 MX3S−T
タイプ Socket370 (PPGAには対応しません) 
搭載CPU PentiumV,Celeron
サイズ MicroATX(244×220o)
チップセット Intel 815E
BIOS AWARD BIOS CacheFree BIOS2
FSB 133MHz/100MHz/66MHz
対応メモリ PC133/PC100 SDRAM
メモリスロット DIMM×2 
最大メモリ容量 512MB
ストレージ 2×UltraATA100
拡張スロット AGP 4×
3×PCI
オーディオ オンボードAnalog Devices AC’97 CODEC
USB USB1.1 4ポート
LAN Intel 10/100Mbps PCI LANチップ

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