新着マザーボード 2004年4月29日  |
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ワンポイントチェック |
AthlonXP,Athlon64は、モデルナンバーとして例えばAthlon64 3200+といった名前が付けられています。
しかしこれは実クロックを意味するのではないことはご存じでしょうか。これを見ているような方は当然ながらご存じでしょうね。
この数値は、あくまでPentium4と比較してそのクロックと同等の性能を持つCPUであるという目安を意味すると考えた方がいいでしょう。
実際には例えばAthlon64 3200+は実クロックとしては2GHzしかありません。
ではどうしてAthlonシリーズは、低いクロックでもPentium4と張り合えるのでしょうか。言い替えればPentium4は、どうして高クロックなのにパフォーマンスが低いのでしょうか。
これはCPUの内部構造の差によります。
つまりPentium4はパイプラインが深く20段もあるのに対して、Athlon64は13段しかないからです。
パイプラインとは、簡単に言うとCPU内で命令を処理する際にベルトコンベア式に命令を引き渡していくタスクの数です。
これが多いほど動作周波数を上げられるのです。工場で言えばベルトコンベアのベルトの長さを長くして、そこに働く人数を多くして一人当たりの仕事量を減らしていると考えて下さい。すると人数が少なくベルトの長さが短い場合に比べてベルトの回転を速くできるということはわかるでしょう。
しかし、Pentium4の場合、パイプラインが深いので命令の中に分岐命令があったりして先に処理した命令が無駄になることがあり、そうなると処理をやり直さないといけなくなることがあります。そのために複雑な分岐命令が多いプログラムを実行すると効率が低下するわけです。
ですからPentium4は、分岐命令の少ない単純なプログラムには強いのですが、分岐命令の多いプログラムは苦手なわけです。
それに比べるとAthlonシリーズは、パイプラインがそれほど深くないので、分岐命令があっても効率が低下しにくいのですが、反面動作周波数が上げにくいわけです。
みなさんはどちらのCPUが優れているとお考えですか。
良くあるベンチマークの比較も実は当てにはならない場合があります。
上記のように得手不得手な処理があるので、一方に不利なベンチマークだけで比較して他の処理もそうだと誤解すると、とんでもない結果になることも考えられますね。
まあ、後は好みの問題と用途によるでしょう。コスト的にはAMD陣営の方が有利でしょうが。
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AOpen AX4C MAXU |
FSB800MHzのHT Pentium4 3.2GHzにも対応する最新マザーボードです。
チップセットもIntel765Pを搭載しています。
現時点での最強マザーと言っていいでしょう。
デュアルチャネルDDR400とFSB800MHzの組み合わせにより帯域6.4GHzを実現しています。
メーカー |
AOpen |
型番 |
AX4C MAXU |
タイプ |
Socket478 |
搭載CPU |
Pentium4
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サイズ |
ATX(305×245o) |
チップセット |
Intel 875P Canterwood |
BIOS |
Award PnP 4MビットフラッシュROM BIOS
ダイハードBIOS用セカンドフラッシュROM |
FSB |
800/533MHz |
対応メモリ |
デュアルチャンネル動作対応
PC3200/PC2700 DDR SDRAM ECC対応
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メモリスロット |
DDR DIMM × 4 |
最大メモリ容量 |
4GB |
ストレージ |
2×UltraATA100
2×シリアルATA RAID 0
Promise ATA133 and シリアルATA Control chip
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拡張スロット |
AGP 8×/4× PCI×6 |
オーディオ |
オンボードRealtek AC’97 CODEC (ALC650)
5.1チャネル対応
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USB |
USB2.0 8ポート |
LAN |
10/100/1000 BASE−T Ethernet |
IEEE1394 |
Agere 1394 コントロールチップ
IEEE1394 ポート×2 |
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AOpen MK89−L |
なんと最強CPU、Athlon64 FSB800MHzに対応する、MicroATXマザーです。
これならばマイクロタワーやスリムタワーでも64ビットマシンが作れるというわけです。
またGigabit Ethernetを搭載し、必要充分な機能を備えています。
メーカー |
AOpen |
型番 |
MK89−L |
タイプ |
Socket754 |
搭載CPU |
Athlon64
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サイズ |
MicroATX(244×210o) |
チップセット |
nVidia CrushK8 |
BIOS |
AWARD BIOS |
FSB |
800MHz |
対応メモリ |
PC3200/PC2700/PC2100 DDR SDRAM |
メモリスロット |
DDR DIMM×2 |
最大メモリ容量 |
2GB |
ストレージ |
2×UltraATA133 |
拡張スロット |
AGP 8×
3×PCI
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オーディオ |
オンボードRealtek AC’97 CODEC (ALC655)
5.1チャネル対応 |
USB |
USB2.0 6ポート |
LAN |
10/100/1000 BASE−T Ethernet |
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Aopen AK77−600N |
チップセットにVIA KT600を搭載したSocketAマザーです。
FSB400MHzに対応しているのでAthlonXP3200+にも対応します。
その他の構成は、一般的なモノですが、オーバークロック機能ezClockも持っていますので、オーバークロッカーには楽しめそうです。
メーカー |
AOpen |
型番 |
AK77−600N |
タイプ |
SocketA |
搭載CPU |
AthlonXP,Athlon,Duron
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サイズ |
ATX(305×244o) |
チップセット |
VIA KT600 |
BIOS |
Award BIOS |
FSB |
400MHz/333MHz/266MHz |
対応メモリ |
PC3200/PC2700/PC2100 DDR SDRAM |
メモリスロット |
DDR DIMM×3 |
最大メモリ容量 |
3GB |
ストレージ |
2×UltraATA133
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拡張スロット |
AGP 8×
6×PCI
1×CNR |
オーディオ |
オンボードRealtek AC’97CODEC (ALC650)
5.1チャネル対応 |
USB |
USB2.0 6ポート |
LAN |
Realtek 10/100Mbps PCI LANチップ |
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Aopen MX3S−T |
今や珍しくなったSocket370マザーです。しかもMicroATXとくれば貴重品ですね。
注意すべきはこのマザーは、PPGAには対応していないので、CoppermineコアやTualatinコアのPentiumV/Celeronしか対応しないということです。古いCPUを持ってきても動作しないのです。
まあ機能的には従来のSocket370マザーとたいして変わり映えしませんが、BigDriveには対応しているのが強みです。
私もこのマザーを使っているのですが、全く問題はないです。
TualatinコアCeleronが余っているから使ってみようかという方にはおすすめです。
メーカー |
AOpen |
型番 |
MX3S−T |
タイプ |
Socket370 (PPGAには対応しません) |
搭載CPU |
PentiumV,Celeron |
サイズ |
MicroATX(244×220o) |
チップセット |
Intel 815E |
BIOS |
AWARD BIOS CacheFree BIOS2 |
FSB |
133MHz/100MHz/66MHz |
対応メモリ |
PC133/PC100 SDRAM |
メモリスロット |
DIMM×2 |
最大メモリ容量 |
512MB |
ストレージ |
2×UltraATA100
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拡張スロット |
AGP 4×
3×PCI
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オーディオ |
オンボードAnalog Devices AC’97 CODEC |
USB |
USB1.1 4ポート |
LAN |
Intel 10/100Mbps PCI LANチップ |
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