問71 関係データベースのキーに関する記述のうち,適切なものはどれか。
インデックスを付与した列又は列の組は,必ず候補キーである。
候補キーとは,表の中の行を一意に識別する列又は列の組であり,一つの表に対して一つだけである。
候補キーには,必ずインデックスを付与しなければならない。
エ  主キーは,一つの表向に一つだけであり,一意性を保証するためにNULL値は認められない。
 
問72 次の関係“注文"の属性に@〜Fの関数従属性があるとき,主キー属性の組として正しいものはどれか。
ここで,(A,B)という記述は,AとBの属性の組を表す。また,A→Cという記述は,CがAに関数従属していることを示す。
関係“注文"
(注文番号,注文日,顧客番号,顧客名,商品番号,商品名,数量,金額)
関数従属性
   @注文番号→注文日     A注文番号→顧客番号
B注文番号→顧客名  C顧客番号→顧客名
D(注文番号,商品番号)→数量 E(注文番号,商品番号)→金額
F商品番号→商品名
(注文番号)
(注文番号,顧客番号)
(注文番号,顧客番号,商品番号)
エ  (注文番号,商品番号)
 
問73 正規化の目的に関する記述のうち、適切なものはどれか。
各種のデータモデルにおいて,データの重複を排除し,データベースのアクセス効率を高める。
属性間の依存関係を関数従属性や多値従属性でとらえ,その従属関係を最小化することによって,物理的I/O回数を最小にする。
第3正規形まで正規化を行うことによって,だれが作業しても同じ関係表が得られ,データベース設計における属人性が排除できる。
エ  データの重複を排除し,データベース操作に伴う重複更新や矛盾の発生を防ぐ。
 
問74
二つの表“商品",“在庫"に対する次のSQL文と,同じ結果が得られるSQL文はどれか。
SELECT 商品番号 FROM 商品
       WHERE 商品番号 NOT IN (SELECT 商品番号 FROM 在庫)
商品 在庫
 
商品番号 商品名 単価
 
在庫番号 商品番号 在庫数
SELECT 商品番号 FROM 在庫
       WHERE EXISTS (SELECT 商品番号 FROM 商品)
SELECT 商品番号 FROM 在庫
       WHERE NOT EXISTS (SELECT 商品番号 FROM 商品)
SELECT 商品番号 FROM 商品
       WHERE EXISTS (SELECT 商品番号 FROM 在庫
       WHERE 商品.商品番号=在庫.商品番号)
エ  SELECT 商品番号 FROM 商品
       WHERE NOT EXISTS (SELECT 商品番号 FROM 在庫
       WHERE 商品.商品番号=在庫.商品番号)
 
問75 関係データベースのアクセス効率に関する記述のうち,適切なものはどれか。
最初に最適なアクセスパスを一つ用意しておけば,データ量が増加しても効率は低下しない。
すべての読取りアクセスは,必ずインデックスを使うアクセスパスにする方が効率が良い。
 データの更新頻度が高い列に対しては,インデックスを設けない方が効率が良い。
エ  同時に多くのトランザクションを処理するときも,排他制御機能を利用することによって,効率を低下させずに処理することができる。