問36 |
三つのジョブA〜Cを,次のスケジューリング方式に基づいて同時に開始する。
このとき、ジョブBが終了するまでの経過時間は,ほぼ何分か。
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〔ジョブ〕
単独で実行したときの処理時間は,ジョブAは5分,ジョブBは10分,ジョブCは15分である。処理時間の内訳はすべてCPU時間である。
〔スケジューリング方式〕
(1)待ち行列に並んだ順に実行する。
(2)一定時間(これをタイムクウォンタムと呼ぶ)の間に処理が終了しなければ,処理を中断させて,待ち行列の最後尾へ回す。
(3)タイムクウォンタムは,ジョブの処理時間に比べて十分に小さい値とし,ジョブの切替え時間は無視できる。
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問37 |
あるオンラインシステムにおいて,1件のトランザクションを処理するのに必要なCPUの命令実行数は80,000ステップであり,1ステップ当たり平均1マイクロ秒で処理される。このシステムをアップグレードして,毎秒30件のトランザクションを処理できるようにするためには,CPUの処理性能を最低何倍にする必要があるか。ここで,CPUの使用率の限界はいずれの場合も80%とし,処理性能はCPUだけで決まりI/Oには依存しないものとする |
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問38 |
スループットに関する記述として,適切なものはどれか。 |
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ア |
CPUの性能指標の一つであり,入出力操作の処理待ち時間は含まれない。 |
イ |
ジョブがシステムに投入されてからその結果が完全に得られるまでの経過時間のことであり,入出力の速度やオーバヘッド時間などに影響される。 |
ウ |
ジョブごとの処理時間のことであり,操作時間などに影響される。 |
エ |
ジョブの実行の間に介入するオペレータの単位時間内のジョブ処理件数のことであり,スプーリングはスループットの向上に役立つ。 |
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問39 |
コンピュータシステムの性能評価に関する記述のうち,適切なものはどれか。 |
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ア |
CPU性能を測定するベンチマークプログラムは多くの応用範囲をカバーしているので,コンピュータ導入からシステム増強計画に至るまで広く利用できる。 |
イ |
コンピュータシスナムヘの負荷増大に対応するた均にシステム資源の増強を計画する際,負荷の予測に基づくプロトタイピングモデルは有効でない。 |
ウ |
システムが実際に動作していない段階でコンピュータシステムの性能予測を行うには,ソフトウェアモニタや待ち行列モデルなどが有効である。 |
エ |
既に運用に供されているシステムでは,ソフトウェアモニタによる情報や統計データ及び課金データを収集し,分析することによって,性能上の問題点を把握することが可能である。 |
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問40 |
平均故障間隔がx時間,平均修理時間がy時間のシステムがある。使用条件が変わったので,平均故障間隔,平均修理時間が共に従来の1.5倍になった。新しい使用条件での稼働率として,正しいものはどれか。 |
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ア |
x,yの値によって変化するが,従来の稼働率よりは大きい値になる。 |
イ |
従来の稼働率と同じ値である。 |
ウ |
従来の稼働率の1.5倍になる。 |
エ |
従来の稼働率の2/3倍になる。 |
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